九州大学植物フロンティア研究センターについて

植物フロンティア研究センターは、今世紀最大の課題である食糧・環境問題への貢献を目的とした植物科学の総合研究開発・実証拠点として、平成30年に設置された学内共同利用施設です。九州大学農学研究院、理学研究院、有体物管理センターの有する卓越した植物科学分野の実績を集約した5つの部門で構成され、実用植物、特に穀物であるイネに関わる基礎研究、品種改良、栽培環境制御、流通経済、国際展開に関する総合的な研究とその応用展開を推進しています。

センター長  理学研究院 射場厚  主幹教授
副センター長 農学研究院 中村崇裕 教授

 

部門と主な研究課題と業務

バイオリソース管理・開発部門
・ナショナルバイオリソースと連携したイネやアサガオ等の遺伝資源の管理・評価・利用
・遺伝資源等の管理、学外への移転支援、および共同研究の推進

植物基盤研究部門
・高CO2化・温暖化(干ばつ)等に適応する植物作出の基礎技術知的基盤の確立
・栽培化、環境適応性、耐虫性等の有用農業形質の抽出、及び新品種への適用
・多様な植物の種間共通性・多様性等を含めた統合的な植物の理解と利用

植物分子デザイン部門
・ゲノム編集等のゲノム工学技術の開発
・新育種法による植物の品種改良


環境計測制御部門
・生育状況や気象等に着目したスマート農業
・AIを活用した生育モデル等のシミュレーション
・土壌環境微生物

アグリビジネス部門

・アジア・アフリカへの事業化を目的とした市場調査、バリューチェーンの構築

フロンティア部門

・植物科学の基礎と応用展開を担う次世代研究者の育成


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